中尾勇太のブログ

ようこそ!

血液型と性格の無関連性の論文について

読んだのは

interdisciplinary.hateblo.jp

こちらの記事で紹介されている

血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――

という論文です。

といっても、ブログ記事を読むついでに、さらっとしか読んでいませんが。

 

ちなみに、ブログ記事への感想といいますか、例の説明に関しては

「~~という研究で明らかにされている。そもそも血液型って単に赤血球の表面の糖鎖っていう糖が鎖状に繋がったものの構造の違いであって、そんなもので性格やら運命やらが変わるわけないじゃない」

という感じの構成が綺麗かな、と。

順序を逆にした「血液型って~~変わるわけじゃない。それは~~という研究でも明らかにされている」でもいいですね。

 

と、それはともかく、論文内の研究内容が気になったので、少し書いてみます。

 

 

 

論文では、題名からも分かるように「血液型と性格に関連性は無い」という主張です。

 

なのですが、被験者への質問内容が

・健康上の不安を感じている

・宗教を熱心に信仰している

・日頃の生活の中で充実感を感じている

・現在の生活に精一杯でほとんど貯蓄ができない

・仕事はお金を得るためのものだ

といった内容のもので、

えっ、それ性格と関係あります?

個人の価値観や習慣的な質問で、性格を知るにはもっと適当な質問があると思うのですが。

 

一応、どうしてこんな質問内容にしたのかという理由が論文中に書かれています。

性格特性に関しては,一般的な生活に対する態度を示す項目を用いた。

この調査は,心理学の調査ではないこともあり,心理学の性格検査として標準化された項目は存在しない。

そのため,性格との関連が最も深いと考えられる一般的な生活に対する態度への回答項目を利用した。

例えば“日頃の生活の中で充実感を感じている”の項目は,幸福感や自尊心と関連が強い項目だとみなすことができる。また,“老後が気にかかる”は不安傾向と関連が強いだろう。

このように,それぞれの項目は個人の性格が反映された項目であると考えられる。以上より,本研究では一般的な生活に対する態度の項目を性格特性の項目としてみなした。

引用:血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――

心理学の性格検査として標準化された項目は存在しない。

…………?

いや、血液型と性格の関連性について調べているのに?

「一般的な生活に対する態度」ということで、生活習慣も含まれるのでしょうね。

 

参考として、よくある血液型ごとの特徴はこんな感じですね↓

・A型
長所:几帳面、真面目
短所:神経質、人目を気にする

 

・B型
長所:マイペース、好奇心旺盛、カリスマ的存在
短所:飽きっぽい、自己中心的

 

・O型
長所:平和主義、おおらか、頼まれると断れない
短所:おおざっぱ

 

・AB型
長所:天才肌、感受性が強い、要領が良い
短所:口下手、何を考えているかわからない

血液型について〜その②「血液型によって性格の違いはあるの?」|ayum|note

 

あれ?改めて見てみると、私、ほとんど当てはまるような……。

占いとかでもありますが「あなたはこうだ」と言われると、そう思えたりするものなのかもしれませんね。

 

「この事柄については神経質だけど、この事柄についてはおおざっぱだ」みたいな。

そう考えると、論文の質問事項にある「周りの人と同じような行動をとっていると安心だ」も、想定する事柄によって回答が変わってきそうですね。

授業で課題が与えられたときを想定すると、人と同じものを作るか、独創的なものを作るか。

社会生活を想定すると、今の時期だとマスクをするか、しないか。

みたいな。

 

こういった選択肢(「几帳面である」「マイペースである」など)を提示して、被験者に当てはまるものを選ばせるような研究。

または、自分が他人にどう見られているか、他人からよく言われること、などを答えてもらう。

他にも、被験者をよく知る親しい人が被験者を評価し、被験者の血液型との関連を調べる。

といった研究も面白そうですね。

時間と手間がかかりそうなものもありますが。

 

気を付けたいのが「自分のことは自分で分からない」可能性があること。

 

例えば、几帳面や神経質かどうかを調べようと

「自分は几帳面だと思う」や「自分は神経質だと思う」

という質問をするか、

「物が決まった位置にないと気になる」

という質問をするか。

 

「物が決まった位置にないと気になる」は几帳面だったり、神経質な人の特徴としてよく聞くやつを取り上げてみました。実際は違うかもしれませんけどね。

 

そして、前者の質問では、正確な結果が出ない可能性があります。


なぜなら「物が決まった位置にないと気になる」ような人でも、それを自分では几帳面だとか神経質だとは思わない可能性があるからです。

 

だって、それが自分にとっては「当たり前」であり「普通」のことなんですから。

 

人から見てどう思われるか、他人と比べてどうか、といった要素も大事ということです。


余談ですが、今、書いている小説がそういったことをテーマにしているのですが、色々とやることが多すぎて年内出版すら難しい状況です。
ハッハッハッ\(^o^)/

 

あとは、血液型ごとの病気の傾向なども調べてみると面白いかもしれません。

血液自体の特性もあるかもしれませんが、

**型の人は神経質→ストレスが多い→胃腸系や精神的な病気が多い

**型の人は細かいことを気にしない→体型や健康を気にせず暴飲暴食→肥満などの生活習慣病が多い

みたいな結果が出るかもしれません。

 

正直、血液型と性格に関する論文は初めて読んだので、他にも色々な研究がされているのかもしれません。

これまでに提案した研究も、すでに行われているのかもしれません。

 

そこまで調べようとは考えていないので、今回読んだ論文についてだけ書いてみました。